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今回は、おひな様の飾り方についてお話ししたいと思います。
おひな様は、3月3日のひな祭りに飾る、天皇陛下と皇后陛下を表すお人形です。
皆さんは、おひな様をどのように飾っていますか?
向かって右にお内裏様、向かって左にお雛様というのが正しいと聞いたことはありませんか?
実は、この飾り方は、日本の伝統的な上座と下座の順番に基づいています。
日本の上座と下座というのは、神様や天皇陛下に対する敬いの気持ちを表すために、古くから決められてきたものです。
では、なぜ、向かって右が上座で、
向かって左が下座なのでしょうか?
神社での上座と下座の順番
神社に参拝するときには、神様に対する敬いの気持ちを表すために、上座と下座の順番に注意する必要があります。神社での上座と下座の順番は、以下のようになります。
- 真ん中が一番の上座
- 向かって右が二番目の上座
- 向かって左が三番目の上座
つまり、神様の前に座るときには、真ん中に座るのが一番の上座。
真ん中に座れない場合は、向かって右に座るのが次の上座です。
向かって左に座るのは、最も下座になります。
上座と下座の理
では、なぜ、このような上座と下座の順番になっているのでしょうか?
その理由は、いくつかの要素に分けられます。
- 天照大神様は左の目から生まれた
- 心臓は体の左側にある
- 天皇陛下は南面に坐す
- 太陽は東から昇り西に沈む
まず、天照大神様は、日本の神様の中でも最も尊いと信仰されている神様です。
天照大神様は、イザナギ様が左の目から生み出したと言われています。
ですから、左は天照大神様に関係する方角と考えられます。
次に、心臓は、人間の体の中でも最も大切な臓器です。
心臓は、体の左側にあります。
ですから、左は心臓に関係する方角と考えられます。
さらに、天皇陛下は、日本の国の象徴です。
天皇陛下は、南面に坐すというのが伝統的な作法です。
南面というのは、太陽の光が一番強く当たる方向です。
ですから、南は天皇陛下に関係する方角と考えられます。
最後に、太陽は、生命の源となる光と熱を与えてくれるものです。
太陽は、東から昇り西に沈みます。
ですから、東は太陽の始まりを表し、西は太陽の終わりを表します。
これらの要素を合わせると、左は天照大神様や心臓や南という、尊いものに関係する方角となります。
そのため、左が上座で、右が下座という順番になっているという説もあります。
おひな様の飾り方の本題
さて、ここで、おひな様の飾り方の本題に戻りましょう。
おひな様は、天皇と皇后を表しています。
ですから、おひな様の飾り方も、天皇と皇后の座り方に合わせる必要があります。
天皇陛下と皇后陛下は、南面に坐すというのが伝統的な作法です。
ですから、おひな様も、南面に向かって飾るのが正しいと言えます。
しかし、南面に向かって飾るということは、向かって右が上座で、向かって左が下座ということになります。
つまり、向かって右にお内裏様、向かって左にお雛様を飾るのが正しいということになるのです。
この飾り方は、国際基準とは逆になっています。
国際基準では、向かって左が上座で、向かって右が下座というのが一般的です。
ですから、おひな様を国際基準に合わせて飾ると、向かって左にお内裏様、向かって右にお雛様ということになります。しかし、これは、日本の伝統に則っていない飾り方です。
私は、おひな様を飾るときには、日本の伝統に則った飾り方をすることを勧めます。
それは、おひな様が日本の文化の一部であるからです。
おひな様を飾ることは、天皇陛下と皇后陛下に対する敬いの気持ちを表すことでもあります。
ですから、おひな様を飾るときには、日本の上座と下座の理由を知っておくと良いと思います。
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